セブンイレブンの罠 読んだよ
セブンイレブンの罠(著者:渡辺仁)を読んだ。
ちょっと煽り気味で重複の多い内容だが、セブンイレブンが金融業で利益を上げているのだというのがよくわかった。
利益率の高い企業は、コストが少なくて売り上げがあがる仕組みが必然的に組み込まれている。システムで儲けるというか、客がお金を払う瞬間に従業員がその場にいなくてもいい仕組みが、人件費が高騰している昨今一番いい収益モデルとなる。
セブンイレブンモデルが儲かるというというのはフランチャイズの儲かり方とは異なり、フランチャイジー(店のオーナー)がいろいろな理由でお金を借りざるを得ない状況をつくり、それも銀行等ではなく、セブンイレブンからお金を借りざるを得ない状況にしてしまうところがポイントのようだ。
どうも市場より高金利で貸しているようなので、普通に市場で調達してそのお金を貸し付けるだけで収益が出る仕組みである。そもそもフランチャイズ関係なのだから、潤沢な資金プールから低利で貸すというのが規模によるメリットだと思うのだが、どうも多産多死の方向に向かっているようである。
他にも買掛金に金利をかけたり(本部にデポジットしているお金があるはずなのに、なぜ買掛扱いなのかはよくわからない)、ロスチャージの問題とか(これは裁判で負けて話題になりましたね)、弱肉強食感がすごい。
ここまでやっても、会社としてセブンイレブンがなぜそれほど糾弾されないのか、消費者から不信感を抱かれないのか、という点が一番興味深い。マスコミ対策もあるだろうが、コンビニとしての質がトップだからこそという部分がポイントなのだろう。
コンビニの質の点については、本書ではまったく触れていない。他のコンビニとの対比がないので、その点はさっぱりわからないので物足りない。他のコンビニだと、フランチャイジーからの収益奪取モデルはもっと緩いのだけど、セブンイレブンほど売り上げが出なくてもっと大変なのかもしれない。
この本から何か学べるとすると、フランチャイザーやるなら金融をセットにするようなモデルを考えろ、フランチャイジーはやるな、である。
大手のパチンコ屋もそうだよね。新規の台をホールに売りつつお金を貸付。金利でウマー