昆虫の王、蝉です。夏が旬。
14 Jun 10

「はやぶさ」は、トランプのばば抜きみたいなミッションです。色々な要素がつながっていて、いつもどこかがジョーカーを持っている。

ジョーカーが気まぐれでトラブルを起こせば帰ってこれなくなるわけです。行きにジョーカーを持っていたのはいつもイオンエンジンでした。
2005年9月にイトカワに到着した時には、東急ハンズに行って大きなトランプのジョーカーを買ってきました。それに「往路完走」と書いて、次のタッチダウンの関係者に渡しました。

帰路に入って、ジョーカーはまた自分たちイオンエンジンのチームに帰ってきました。長かったですが、それもほぼ終わりです。ジョーカーは最後の再突入カプセルを担当するチームにバトンタッチされます。

私は打ち上げ一周年のパーティで、川口先生に「「はやぶさ」は運の強い探査機ですね」と言った覚えがあります。いまやそれどころじゃないですね。本当に強運としか言いようがないですね。

運用チームはジョーカーをバトンする | チーム「はやぶさ」の挑戦 | はやぶさ、7年間の旅 | NEC

イオンエンジン担当のNECの堀内氏のインタビュー。言葉の端々に技術者としての誇りと技術に対する謙虚な姿勢が伺える。こういう人材がまだまだ大量に存在するのだ、日本には。

今は日本の科学やテクノロジーは少し元気がないけれど、科学者も技術者も僕らはたくさんの優秀な人材を持っているのだから、今回のはやぶさミッションの不撓不屈ぶりを心の支えとして、どうにかしたいよね。

(via kashino)

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